|
奥野氏:「これはライヴ・ワイヤーとしてケーブルを開発した当初から導入したものなんですが、製品を開発するにあたって、プラグの設計で一番基本として考えたのは、耐久性と、接点であるジャックとの確実なフィット感だったんです。色んな発想を重ねるうちに、ワウ・ペダルの形状で上から見ると台形のものがポピュラーですが、Lプラグの場合、キャップの長さや角度によって最後まで刺さりきらずにフィットしないということに気がついたんです。そこで、プロビデンスが加工をお願いしているメーカーさんと話している中で“Lプラグの角度を変えてみたらどうかな?”って言ってくれる人がいたんです。そんなことが出来るなんて想像もしてなかったんですけど“それは是非サンプルを作ってみよう”ということになったんです。そしたら見事にワウ・ペダルにフィットするんですよ。逆に台形ではない真四角のシャーシのエフェクターに対してもLプラグを使った時に、直角だとジャックに対して、うまく垂直の方向に力がかけられないので、抜く際にジャックをグッと曲げてしまうような力がかかってしまうんです。それによってジャックの接点のバネが弱ってしまうんですが、ほんの少しプラグの角度が付いているだけでキャップに対する指の噛み方が替わるわけですから、より垂直方向の力がかけやすくて、ジャックだけでなくプラグ自体を痛めないで抜き差しができるんです。それでこのL型プラグの特殊角構造の実用新案を取得したんです」
|
|

●プロビデンス独自のLプラグ特殊角構造(実用新案) |